通し狂言　怪談 牡丹燈籠

伴蔵　　　　　　　　　　　　　仁左衛門
三遊亭円朝・船頭・馬子久蔵　　三津五郎
萩原新三郎　　　　　　　　　　愛之助
お露　　　　　　　　　　　　　七之助
女中お竹・酌婦お梅　　　　　　壱太郎
お米　　　　　　　　　　　　　吉之丞
お国　　　　　　　　　　　　　吉　弥
飯島平左衛門　　　　　　　　　竹三郎
宮野辺源次郎　　　　　　　　　錦之助
お峰　　　　　　　　　　　　　玉三郎

奴道成寺（やっこどうじょうじ）

白拍子花子実は狂言師左近　　三津五郎

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玉三郎さんと言えば「鷺娘」みたいに幻想的な舞踊のイメージが強いので、
今まで彼の世話物とかはあまり好きではなかったの。
でも、玉さんご本人は、市井の一女性の役が好きみたいなのよね。
今回はわたしにとって、そのことが初めてすとんと落ちるお役でした。
ホント玉さんのお峰素晴らしかった！

ニザさんの伴蔵は言うまでもなくよかったし。
七之助は演舞場とかけもちで大変みたいだけど、なかなかよかった～。
この間勘太郎見て思ったけど、この兄弟成長してるなーという印象です。
実は初！らぶりん☆でしたが、ちょっと清潔な感じ。。。染さんみたいな色気が出てくるとよいな！

三津五郎さん大活躍！
先日見た映画「怪談」の原作、「真景累が淵」と同じく、「牡丹燈籠」も三遊亭円朝作です。
で、今回の舞台で使用したバージョンでは、途中三遊亭円朝による噺が入るのです。
「なるほど～、落語だとこんな感じなのね～」と納得っ！
その円朝の噺を「演じる」三津五郎さんとってもよかったです♪

「牡丹燈籠」ってもっと怪談っぽいのかと思ったけど、映画「怪談」と同じように、
幽霊ではなくて人間の内面の「怖さ」なのよね。
歌舞伎での「真景累が淵」は見てないけど、それもきっとこんな感じなのだろうなぁ、
と想像されます。こちらも歌舞伎で見る機会があるとよいのだけれど！

奴道成寺の三津五郎さん。
最近何度か三津五郎さん拝見する機会あったけど、なんかわたし的にちょっとイマイチ
だったのよね。しっくりこないというか。

でも、「牡丹燈籠」もよかったし、何よりこちらの道成寺の三津五郎さんとってもよかった～！
わたしの中でひさびさヒットの三津五郎さんでした。

というわけで、前評判どおりの見ごたえある舞台で大満足☆でした♪

ところで、どうでもよい話ですが。。。