お茶の後、リバーサイドでお友達と待ち合わせしていました。
お友達が登場したら、喜んで駆け寄っていったキャンさん。
ところが、勢い余ってこけてしまって、
「ゴツン」
と鈍い音が！
こけた勢いで、あごで着地をしてしまったようなのです。

こけた後も普通に歩いていたのだけれど、
数分後、ふっと見たら、前足と後ろ足を1本ずつ上げて、
がたがたと震えているキャンさんの姿が。

抱き上げてもうつろな目をして遠くを見つめ、
今までないくらいにがたがたと震えるばかり。

私そのとき
「このまま泡を吹いて倒れてしまうのでは？？」
と真剣に思いました。
それほど尋常じゃない震え方だったのです。

だっこしたままなだめて声をかけ続けて・・・
とてつもなく長い時間に感じられましたが、本の5分くらいの間だったのでしょう。
下に下ろしたらおどおどと歩き始めたので、安心しました。
でも、強打したあごが痛いのか、あごを開こうとしても嫌がって開けられません。

「あごを痛めてしまって開けられないのかも？？」
と思い、またもや目の前が真っ暗になる思いでしたが、
お友達が固いビスケットあげたら、喜んでバリバリとかじっています（アセアセ）。

おやつをいただいたら元気満点！いつもどおりのキャンさんに戻りました（ふーーーっ！）。

その後は本当に普通どおりで、走ったりもしていて、問題ないとは思ったものの、
帰り道、ちょうどいつもの病院の前を通ったので、念のため診察していただきました。

先生：「階段から落ちたとか、自転車から落ちたんじゃなくて？何かにつまずいたの？」
私　：「イエ、何もないところで一人で走っててこけてあごを強打したんです。」
先生：「。。。。。えーっ！四本足で走っててこけるの？？ちょっとどんくさすぎないか？？？」
先生：「傷もないし、痛がりもしないし、口の中も怪我してないし、大丈夫だよ。普通に歩いてたって言うけど、念のため歩き方も見てみようか？？」

と、キャンは診察室の奥に連れて行かれ、私が入り口で呼んで、歩かせてみることに。

「キャン～！！」と呼んだら、早回しのように走ってきて、ソファの上に飛び乗ってバッグに入り込もうとする。。。看護士さんからも失笑が漏れてましたよ、キャンさん。

先生：「あまりに恥ずかしくて震えちゃったんじゃないの？？ハッハッハ！！これがどこかから落ちたりしたなら心配だけれど、自分で走っててこけたんだったら衝撃もたいしたことないし、心配ないと思うよ。。。それにしてもねぇ、こけるかねぇ。。。」

というわけで、心臓が止まるかと思うほど心配した割には、
「ありえないくらいどんくさい犬」
という不名誉な称号をいただいて幕を下ろした事件だったのでした。。。

でもね、つめとパッドの毛が伸びてて滑ったのかもね。
早速切りに行こうね！！